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2011年3月の記事一覧

スクールカウンセラー 阿部先生からのメッセージ 

今回の震災に際して、本校スクールカウンセラーの阿部先生からメッセージをいただきました。

スクールカウンセラー 阿部先生からのメッセージ 

日常生活をキープされている方々、どうぞ被災地へお力をお貸しください。
被災地を助けるために。

<私たちができること>
1)節電
  自宅や職場の節電、計画停電はもとより、節電について声をあげて下さい。ネオンサイン、マンションなどの共有部分の電気の半減など、周囲にお伝えいただければと思います(計画節電→協力節電と思えたらいいですね。)
2)節油 ガソリン、軽油、灯油は、手持ちのものを大事に使ってください。
 買い控えをお願いします。被災地は、車、バスが移動、輸送手段です。また、まだ暖房が必要な寒さです。ガソリン、灯油は、ライフライン。命に関わります。
3)公共交通機関の利用 自家用車の相乗り
  ガソリンの節約はもちろん、輸送経路の確保に貢献できます。
4)献血
  今後、長期的に血が足りなくなることが予測されます。ただ、血液は短期間しか保存がきかないとのこと。急がずに、日本赤十字社等のHPを見ながら、長期にわたっての支援をお願いします。
5)募金
   とにかく、被災地支援にはお金が必要です。お金は、それぞれの被災地で、本当に必要な支援に使ってもらえます。信頼できる団体、機関を通じての募金をお願いします。
6)感謝
  普通の生活が営めている(きた)ことへの感謝。不眠不休で災害対策、被災地支援にあたっている政府、東京電力、自衛隊はじめボランティアのプロ、鉄道関係者、原発関係者などへの感謝。誰も、ミスしたいと思っていませんし、誰もが、最善を尽くそうとしています。でも、みんな人間で、神様じゃありません。そして、予測不可能な事態が続いています。非難よりも、これからどうするか?が大事です。暖かく応援していきましょう。
7)私達が自分の場所で出来ること
  買い占めは不要ですが、いつも通りの消費生活、仕事や娯楽は日本経済を支えます。節電節油、ちょっとした我慢と、普段通りの生活、どちらも大事です。あとは、ユーモアや笑顔を忘れずに。

<出来れば遠慮した方がよいこと>
1)安否確認の連絡
 被災地区への安否確認の連絡は、ご家族や近隣者以外、まずは、災害伝言ダイヤルや掲示板、安否情報、HPなどで確認をしましょう。ご心配かと思いますが、被災地では、電波回線と電池を余計に使わせない配慮が必要です。お友達やお知り合いなどの安否を知っている方は、情報を周囲にお伝えしてください。
2)ボランティア、物資支援について 
 現在は、自衛隊やボランティアのプロによる人命救助、生活、医療支援の段階です。もし、お知り合いでボランティアをお考えの方にお伝えください。被災地でのボランティア、および物資支援は、受入れ体制が整っている地域に限り、募集団体を通じて行うようにしてください、中長期的、持続的な支援が求められています。ご協力をお願いします。

<関東の混乱を最小限にするために>
1)計画(協力)節電について
 計画節電の可能性のある時間帯での車の入出庫、エレベーターの乗車は、気をつけて下さい。冷蔵庫は、節電の期間中開閉しなければ、温度はある程度保たれます。信号も停電しますので、自動車、自転車の運転には、ご注意ください。
2)情報提供 
 計画節電、駅混雑状況、鉄道運行状況の情報などをツイッターでつぶやいたり、メールしたりすることで、出先でメディア情報を得にくい方、駅の混雑緩和等に協力できます。状況は刻々と変わりますので、必ず情報を送った時間が分かるように記入してください。
3)メディアの見すぎに注意
 被害情報の見過ぎに注意してください。繰り返される被害状況の映像は、気付かない間に心を疲れさせます。メディアから離れて、自分の時間を持つこと。気持ちの落ち着くことをすること。日常生活を営むこと。とても大切です。また体調不良、食欲不振、不眠、気持ちが落ち込むなど、ストレス症状かな?と思われる場合には、メディアから離れリラックスしましょう。

<最後に>
 東日本大震災で、お亡くなりになられた方、ご家族、被災されている方に、心から哀悼と祈りを捧げます。
 
 スクールカウンセラー  阿部 利恵

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